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Weekend Song (週末の歌)

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 今日は、時間をかけてだんだんと好きになっていった。
 そんなアルバムの登場です。

 このちょっとビリーらしくなさが、またいいのです。
 ビリーにはめずらしい、「ゆったり感」 が満載。
 自宅で過ごす、おだやかな晴れた週末の午後にピッタリ。



 
 '74年発売 ビリー・ジョエルの3rdアルバム 「ストリートライフ・セレナーデ」。

 前作アルバムの 「ピアノ・マン」 と同じく、西海岸のノース・ハリウッドにてレコーディングされました。

 全体的にゆったり感満載で曲が流れてゆきます。
 そんな中、ビリー初期の頃のライブでは盛り上げ用に使われていたコミカルな音の遊び心いっぱいの非常に楽しい曲になっっている 4曲目 「Root Beer Rag」 と 6曲目の名曲 「Entertainer」 そして、最後の曲である穏やかで柔らかなピアノ曲 「Mexican Connection」 の配置が特に絶妙だと思います。

 この曲らがいい位置にあるために、ゆったりとしながらも決して聴くものを飽きさせません。
 またこれらの曲は、これまでのピアノ曲とは完全に曲風も違い、一線を画しています。

 もちろん 「街の吟遊詩人は・・・」 「エンターテイナー」 「スーベニア」 などの名曲たち。
 今も聴くたびに輝き放ち続けています。

 聴けば、きっと郷愁感と素朴さ感じることができます。

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 ただ、最終的には・・・。

 おそらく 「明るく退屈な休養地」 のような西海岸の持つ側面が、ビリーの個性と合わなかったのでしょうか。

 自作からは、都会ニュー・ヨークでのレコーディングがいよいよ始まります。
 しかも自作の題名は 「ニューヨーク物語」。
 さらに最初の曲は 「Say Goodbye to Hollywood~」。

 こうしてビリーは西海岸に別れを告げ、ニュー・ヨークへと旅立ちます。


 「ストリートライフ・セレナーデ」。
 西海岸とビリーのコラボが楽しめる、貴重な1枚かもしれません。



Streetlife Serenade / Billy Joel

 1. Streetlife Serenader
 2. Angelenos
 3. Great Suburban Showdown
 4. Root Beer Rag
 5. Roberta
 6. Entertainer
 7. Last of the Big Time Spenders
 8. Weekend Song
 9. Souvenir
 10. Mexican Connection

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 ビリー 「ピアノ時代」 と 「ニューヨーク時代」 の隙間に位置するこのアルバム。

 自分にとっては大好きな小気味よい仕上がりになっていて、今ではとってもお気に入りのアルバムであります。

 最近、聴く回数の多くなっているアルバムです。



  現在は仕事が忙しいですが、非常に充実しております。
  
  余裕のない時こそ、音楽を聴いてリラックス♪ が一番ですね。

  
by chikazo-toto | 2007-05-10 22:48 | ようがく