2006年 10月 23日
はじけるビリーがあっても いいじゃないか。
とにかく愉快にはじける、そんなビリーの姿が印象的なアルバム。
「ガラスのニューヨーク」 「孤独のマンハッタン」 などのポップ曲も健在。
'80年発売のアルバム 「グラス・ハウス」。
ここで彼はロックに挑戦するとともに、同時にそれまでのピアノ主体のポップ・ソングからの完全なる脱却をはかっています。
プロデューサーにフィル・ラモーン、エンジニアにジョン・ボイヤーという人選が最もはまっている作品かもしれません。
ジャケットの彼の自宅のガラスを割ろうとする姿。
そして、ジャケット裏の割れたガラスのむこうのビリーの姿。
これまでに一度確立した 「ニューヨーク52番街」 までの名声やスタイルを壊そうとしている姿として象徴的に思えます。
Glass Houses / Billy Joel
1. You May Be Right
2. Sometimes a Fantasy
3. Don't Ask Me Why
4. It's Still Rock & Roll to Me
5. All for Leyna
6. I Don't Want to Be Alone
7. Sleeping With the Television On
8. C'Etait Toi (You Were the One)
9. Close to the Borderline
10. Through the Long Night
はじけるビリーが楽しめる、非常に愉快な作品です。
オリジナルでいえば、 「ニューヨーク52番街」 と 「ナイロン・カーテン」 の間に位置するアルバムですから、この時代のビリーの挑戦ぶりには驚かされます。
やはりここに収録の 「ドント・アスク・ミー・ホウイ」 は、いつ聴いても名曲ですね。
そして、少し前にうれしいものが届きました。
大阪ドームに続いて、12/9 福岡ヤフードームにも思い切って参戦することにしました。
今年の冬のツアーだけでなく何度も来日してほしい、そしていつまでも歌い続けていてほしいアーチストですね。
大好きな、ビリー・ジョエル。