2005年 12月 30日
Listen To The Music 2 にハマる・・・(8)
槇原 敬之 さん の 「Listen To The Music 2」 シリーズ。
8曲目は、おなじみの 「Time After Time」 Cyndi Lauper です。
シンディ・ローパーはマドンナと並ぶ ’80年代のアメリカン・ポップス・シーンのヒロインのひとり。
どちらかというと、セックス・シンボル的な印象の強いマドンナとは対照的に、コミカルなキャラクターとハデハデ・ファッション、それでいて人情味とペーソスが持ち味の彼女。
彼女は、ちょうど ’80年にバンド 「Blue Angel」 のボーカルとしてデビュー。 ’83年、グラミー賞最優秀新人賞他、数々の賞を総なめにし、’85年 『We Are The World』 に参加します。 ’90年には、NHK紅白歌合戦出場。中継ではなく来日しての出演でした。
この曲は ’83年の代表作でした。 槇原さんのふわりとしたヴォーカルとマッチして、とても良い出来に仕上がってます。
槇原 敬之 さん からこの曲に関するメッセージ。
「ずっと前から良い歌だなあと単純に思っていた曲です。
でも、内容的にはどういう歌なのかまではわかっていなかったんですよ。
今回こうやって自分で歌おうと思って聴き直して、実際に作ってみてこんなに良い歌なんだと思った。
タイム・カプセル的な歌というのかな。ドラえもん的なところがある。
自分のことを心配そうに見ている人に対して、逆に強がっているというか、心配している人のことを気遣っているというか。
反対にあなたが落っこちそうになったら、私が必ずそこに居てあげるって言っているような感じかな。
シンディー・ローパーってとっても好きなんですよ。
可愛くて、それもただ、あどけないだけじゃない。
彼女自身、ドメスティック・バイオレンスとか苦しんだ経験があって、本当に音楽に助けられたことがあるんだと思うんです。
その彼女が伝えたかったのが、こういうことなんでしょうね。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に近い感じがしたんですよ。
愛する人を見る究極の視線を感じる歌です。
親と子の歌とも聴けるし。」
Listen To The Music 2 / 槇原 敬之 さん
1.Smile / Nat King Cole
2.Your Song / Elton John
3.野に咲く花のように / ダ・カーポ
4.traveling / 宇多田ヒカル
5.I Will Be Here For You / Michael.W.Smith
6.Forget-me-not / 尾崎豊
7.島育ち~人の歩く道~ / 山弦
8.Time After Time / Cyndi Lauper
9.言葉にできない / オフコース
10.ヨイトマケの唄 / 美輪明宏
11.ファイト! / 中島みゆき
12.ごはんができたよ / 矢野顕子
13.見上げてごらん夜の星を / 坂本九
次回はアルバム 9曲目の 「言葉にできない」 オフコース です。