2011年 07月 12日
貴志川鉄道沿いの蓮華畑
和歌山貴志川線に咲く蓮華草が好きです。
今年の春も、出会うことができました。^^
nikon F3
和歌山市の東郊に延びる鉄道路線、貴志川線。
こちらは終点の貴志川駅。
14.3キロの短い鉄道。
そうそう。
猫のたま駅長のおられる駅でもあります。
大池遊園駅近くの桃の木。
電車がゴトゴト、のんびりと行き交う風景が広がります。
春のお目当ては、蓮華草。
いつも来させていただいている田んぼにやってきました。
かなり周囲には、住宅地が迫っておりました。
う~ん。 しかし、春の風景ですね。
レンゲ草の正式名称は、紫雲英(ゲンゲ)。
中国原産の越年草であります。
水田の緑肥として、小さい頃は大阪の南部でもたくさん見られました。
ほとんどの花色は紅紫色だが、まれに白色の株もあります。
(のちほど、ひっそりと登場いたします。)
小さい頃はこの白い花を探すのに夢中になった記憶があります。
春の小川は さらさら流る
岸のすみれや れんげの花に
にほひめでたく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやく如く
春の小川は さらさら流る
えびやめだかや 小鮒の群に
今日も一日 ひなたに出でて
遊べ遊べと ささやく如く・・・
この情緒ある 「春の小川」 の歌詞。
1912年より歌い継がれる文部省唱歌。
2度歌詞が変更され、最終の戦後の歌詞(1947年)は、こう変わることとなります。
春の小川は さらさら行くよ
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやきながら
春の小川は さらさら行くよ
えびやめだかや 小ぶなのむれに
今日も一日 ひなたでおよぎ
遊べ遊べと ささやきながら・・・
世代によって口ずさむ詩は違えど、世代を超えて見つめてきた風景は同じです。
その風景がどんどん消えて、やがて失われてゆくのはさびしいことですね。
このあと、駅に向かって歩きました。
菜の花も満開でした。
桃の花もよい香りです。
また、来年会えるとうれしいなあ。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございます。