2009年 09月 14日
秋の奈良・山の辺のみち方面 (パート2)
さて・・・昨日のにちようびの奈良散歩の続編です。
昨日ご紹介しました、萩で有名な 「白豪寺」 から山の辺の道を南下することになります。
白豪寺。 その心地よい高台にある境内から、移動を開始しましょう。
先ほどの白豪寺の屋根が見えます。
萩の咲く参道を降りてゆきます。
名残惜しいです。
きれいな白色の萩の花。
この次に訪れたのが 「弘仁寺」。
弘仁寺は、奈良市の南部の天理市よりの山の辺北道の中ほどの小高い山、虚空蔵山の山腹にある寺院です。
この日は訪れる人がほとんどいなくて、とっても静かでした。
小さい頃の夏休みの光景を思い出しました。
弘仁5年(814年)に、嵯峨天皇の勅願により空海が創建。
秋空、吹いてくる爽やかな風が・・・とても心地よかった。
境内に咲くノウゼンカズラのお花です。
空の青色、花の橙色、葉の緑色。
そこに歴史ある本堂が合わさった色彩がおりなす風景はとても華やかでした。
お堂の屋根の下には、とても涼やかな風が吹いていました。
暫時、座って休んでおりました。
虚空蔵山(左側)から降りてきたところ、広がる田園風景です。
コスモスがきれいでした。
さらに南下して、天理市で13:00頃に昼食タイム。
天理スタミナラーメンです。(通称:天スタ)
ラーメンは、夜鳴き・味噌・スタミナの各種から・・・厳選します。
ここはサイドメニューも豊富。
「スパムにぎり」 にしましょう!
香ばしいスパムとこしひかり。
海苔で巻いてあり、ふりかけの 「のりたま」 がはさんであります。
やっぱ、オーソドックスにスタミナラーメン。
はくさいとニラ、そして豚肉。
ピリ辛味ですが、ベースはシンプルなあっさりスープ。
麺はたまご麺でおいしい。(すこし歯ごたえアリ系)^^
このあと、すこしオシャレ系のお店にて、ティータイム
ケーキのおいしいカフェです。
落ち着いた店内。
きれいな自然の花々の写真が飾られています。
あったかくて、ふわふわの・・・ガトーショコラ。
口中でチョコがとろけます。^^
次がこの日のお散歩の最後のお寺。
奈良県をさらに南下した、御所市にある 「九品寺(くほんじ)」 です。
奈良時代の僧、行基によって創建されたと伝えらています。
この日、最後のお参りをして・・・。
これからシーズンの彼岸花のお花を見て、帰途に着きました。
彼岸花の生長のスピードは早く、1日に10cmにもなることもあるそうです。
彼岸花。
花のある時には葉が無く、葉のあるときには花がないので、花と葉を同時に見ることができない花。
このことから朝鮮では、ヒガンバナの事を 「サンチョ(相思華)」 と呼ぶのだそうです。
「花は葉を思い、葉は花を思う」
という意味からだそうで、何ともロマンチックな名前です。
奈良の古寺の境内。
比較的人もすくなくて、休日に思いっきりのんびりできます。
そしてこれからが彼岸花の季節。
そのあと、冬の前に徐々に始まる紅葉の季節がとってもたのしみです。
2回にわたりまして、長々とおつきあいいただきまして、ありがとうございました。^^
京都よりも歴史が古く、また、華やかさでは京都にかなわない奈良ですが。
そこに広がっているのは、遠い当時の時間とかわらずゆったり流れる今の時間。
それをゆったりとかんじられる素朴さが、最近とても好きなのです。