2009年 01月 18日
丹波 イノシシのぼたん鍋
明治時代になってから肉食禁止が解かれ、兵庫県篠山でみそ仕立てのぼたん鍋が生まれ、その後、広く親しまれるようになりました。
昨日の土曜日、お仕事は半ドンでありました。
13時までお仕事。
大阪から阪神高速に乗って、舞鶴若狭自動車道へ。
かつてこの篠山には、陸軍歩兵部隊第70連隊が駐屯していました。
彼らは訓練と称して捕獲したイノ シシの肉をみそ汁にして食べ、さらにアレンジしたものが 「ぼたん鍋」 の起源に なっているといわれています。
ここは、篠山城。
篠山盆地の中央部、笹山とよばれる小丘陵に築かれた平山城です。
石垣の石には、いくつか刻印が見られます。
6ヶ月で完成させたということですので、当時の技術ですとかなりの大事業だったのでしょう。
雪が少し残っていて、桜の枝の苔の緑色がきれいでした。
桜の季節は、きっときれいでしょうね。
そろそろ、夕暮れどきが近づいていました。
篠山の盆地は周囲が山に囲まれていて、とても静かな夕暮れの景色でありました。
次に行ったのは、お城の近くにある大正ロマン館です。
大正11年に完成、翌年大正12年から平成4年3月までの約70年間の篠山町役場としての役割を終えた建物。
この建物の中には、喫茶店があります。
旧役場の内部はこういった感じ。
いただきましたのは、黒豆ココア。
とっても体にやさしい味でした。
近くの小高いところにある 「新たんば荘」さんへと移動しました。
雪の残るロッジ。
夕食を頂くために立ち寄ってみました。
内部はこんな感じ。
空気がきれいで、静かな北欧風建物の公共の宿でした。
18:00からの食事だけの予約をしておいたのですが、お風呂は無料とのこと。^^
17:00からの1時間、お風呂に入ってみました。
風呂あがりの食堂前のロビー、相撲の結びの一番(白鵬-安美錦)をやってました。
さあ、食堂でイノシシ鍋ですよ。
宿泊プラス鍋で1万円ほど。
今回は食事だけですが、大阪近郊にある非常にお得な宿です。
ボタン鍋は、みそ仕立ての鍋です。
煮詰まったら、昆布だしを加えてゆきます。
野生のイノシシは、この時期は最高です。
イノシシの肉自体は厚いわりには淡泊。
熱い肉を口に入れても、ヤケドをしないといわれているほど。
また、煮込めば煮込むほどますます柔らかくなり、みそ味でさらに美味に。
土曜日の午後、駆け足の山里訪問でしたが、ゆっくり逗留しての訪問もしてみたい場所です。
このあと、7:00に大阪に向けて出発。
気温は0℃。
外は寒かったですが、あたたかいお風呂と鍋をいただいて参りました。
それ以外は時間がなかったのですが、この篠山の城下町。
カメラをもってゆっくり歩きたいとってもいいい雰囲気のあるまちでした。