「ほっ」と。キャンペーン

シカゴの軌跡

c0046587_23555448.jpg
 
 このアルバムはテリー・キャスが書いた曲 「Introduction」 で幕を開けます。
 '69年のシカゴの2枚組(当時LPで)のデビュー・アルバム 「シカゴの軌跡」。

 自分の生まれた頃に発売され、同じくらいの歴史をもつこのアルバムが好きです。



 
 このデビュー・アルバムの曲作りには、ロバート・ラムが多く参加しています。

 「Does Anybody Really Know What Time It Is?」 「Beginnings」 「Questions 67 & 68」 らはいずれも彼の曲で、アルバムからシングル・カットされヒットした曲でした。

 ほかにも彼は 「Listen」 「Poem 58」 「South California Purples」 の曲を作り、「Someday (August 29, 1968)」 を、ジェイムズ・パンコウと共作しています。
 また、彼のボーカルも秀逸です。


 まだこの時代、ピーター・セテラのボーカルは曲数面でも控えめですが、たしかにすばらしい歌声です。
 それよりもここで彼のすばらしいのは、ベースですね。
 特に、中でも 「Listen」 では。力強い彼のベース演奏をきくことができます。
 この曲、とってもバックの演奏が印象的に残る名曲です。


 後の時代のシカゴやソロ・アルバムなどでも、すばらしい歌声を聴かせてくれる彼らですが、この初期の彼らの若い声を聴くのもなんだかなつかしく、そしてたのしい。

 でも、初期のシカゴの曲を聴いていていちばん感じるのは、テリー・キャスのギターのすばらしさ。

 その存在が、陽気なジェームス・パンコウが主に手がけるホーン・セクションとともに、初期のシカゴのサウンドを支えていたことを知らされます。
 
c0046587_23562048.jpg



Chicago Transit Authority (シカゴの軌跡) / Chicago Transit Authority (Chicago)

 1. INTRODUCTION (イントロダクション)
 2. DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS ? (いったい現実を把握している者はいるだろうか?)
 3. BEGINNINGS (ビギニングス)
 4. QUESTIONS 67 AND 68 (クエスチョンズ67/68)
 5. LISTEN (リッスン)
 6. POEM 58 (ポエム58)
 7. FREE FORM GUITAR (フリー・フォーム・ギター)
 8. SOUTH CALIFORNIA PURPLES (サウス・カリフォルニア・パープルズ)
 9. I'M A MAN (アイム・ア・マン)
 10. PROLOGUE, AUGUST 29, 1968 (1968年8月29日シカゴ、民主党大会)
 11. SOMEDAY (AUGUST 29, 1968) (流血の日)
 12. LIBERATION (解放)


c0046587_23563425.jpg


 結成当初のシカゴ。


 のちにシカゴの各メンバーが目指す音楽の違いによる対立やレコード会社との対立のため、彼らのやりたいことが、そのままアルバムの内容へストレートに結びつかなかった時代がありました。

 ただこのアルバムから始まる初期のアルバム3枚を発売していたころの時代は、間違いなく彼らがバンドとしてやりたいことが統一・尊重されていて、それがそのままストレートに表現できたアルバムであり、それが今もたのしいサウンドとなって、ズンズンとこころに時代を越えて響き、伝わってくるアルバムだと思います。


 だからこそ、好きになってしまうのでしょうね。
by chikazo-toto | 2007-04-11 23:56 | ようがく