2006年 02月 19日
垣間見れた 「カーリング」 のおもしろさ。
開催中のトリノ・オリンピック。
chikazo の興味は、 こっそりそしてひっそりと 「カーリング」 へ行ってます。
今回の4人の日本チームメンバーは、競技中の表情が人間味にあふれてれて、とても好感が持てます。
たしか、長野オリンピックでは、スウィーパーと呼ばれる滑っていくストーンの前をブラシ(またはブルーム)で掃いている2人の姿が、見る者にはちょっとユーモラスな光景だった印象がありました。
でも、今回は、集中して見れたせいか、あまりユーモラスには見えませんでした。
掃くほうにとっては、かなりハードでしょうね。
スウィープすることによって氷面をわずかに溶かし、ストーンの滑りが、かなりよくなるんですね。見ていても滑り具合に変化が見てとれます。
さて、カーリングとは、16世紀スコットランドが発祥の地とされていて、フェアプレーの精神を大切にする、知的で、かなり奥の深いスポーツなんだそうです。
中継中に、よくアナウンサーが 「氷上のチェス」 あるいは 「氷上のビリヤード」 とも呼んでますよね。
投げられたストーンが氷の上をクルクルと回転しながら滑っていくところからカーリング (Curling=巻く) とその名が呼ばれるようになったそうです。
chikazo がさっきまで、テレビで必死に見ていたのは、日本対強豪カナダとの試合。
ハウス(円)内にカナダのストーンが3つ残って迎えた最終10エンドのことでした。
スキップ(主将)小野寺さんの最終投は、中心に一番近い相手ストーンをはじき、逆に自らの石を中心近くに、見事にコントロールさせました。
駄目押しの1点を追加しての、5-2の勝利でした。
「もう信じられない。五輪でカナダに勝てるなんて。」 と小野寺さん。
今夜、やっと初めて小野寺さんをはじめとするチーム4人の会心の笑顔をやっと見れたような気がします。
強いチーム仲間からの信頼がありました。
「最後のショットはわたしに投げてほしいと皆が言ってくれた。」 と小野寺さん。
4強進出に望みをつなぎ、また、この4人の姿がみれるのはうれしいです。 がんばれ!
また、競技を行うフィールドをシートと呼ぶそうですが、全長は、なんと44.5mもあるんですね。
テレビでは、だいたいこの半分くらいの距離に感じてしまいます。
氷上でストーンの止まる位置はもちろんのこと、当たった石の弾かれる方向とその位置まで考えるのですから、すごい競技があるもんですね。
4人の真剣な表情と、強豪と戦うチームワークから我々が教えられるものは、たくさんありそうな気がします。