2010年 04月 05日
桜とレンゲの花の咲く沿線 in 貴志川 2010.4.4
昨日のお花見の続編です。
午後からは突然の思いつきで、和歌山ローカル線の貴志川沿線へ。
南海本線の終点、和歌山市駅です。
父の故郷で、小さい頃によく電車で来た思い出があります。
こちらの駅地下の食堂街。
いつも和歌山へは父が本屋さんへ、母は布地の端切れを買いに来ていたと思います。
ここで家族でラーメン、焼き飯やお蕎麦なんかを食べて帰るのが常でした。
当時のラーメン屋さんや食堂はもう、今はありません。
お昼になったので、ここでラーメンを食べることにしました。
和歌山ラーメンとさんま寿司のセットです。
ここにきたら、これに限ります。^^
和歌山市(南海の駅)から和歌山駅(JRの駅)に向かいます。
地元では、前者を市駅(しえき)、後者を和駅(わえき)と呼び分けてます。
この車両が、市駅と和駅を往復連絡しています。
ほどなく、JR和歌山駅に到着しました。
こちらは紀ノ川沿いを奈良の王子方面に向かうJR和歌山線。
車両のカラーも春の装いになっていました。
chikazoの目的は、こちらの和歌山電鐵の貴志川線に乗ること。
こちら、たま駅長をデザインした 「たま電車」 です。
650円で沿線が乗り放題です。
まず、伊太祈曽駅(いだきそえき)で下車することにしました。
駅近くの伊太祁曽神社に向かいます。
駅のすぐ近くにありました。
ここは木の神様を祀る神社です。
世界チャンピオンによるチェンソーカービング実演奉納が行われ、明年の干支「卯」が彫り上げられておりました。
神社の池には、桜の花びらがひらひらと舞い降りていました。
このあとは、大池遊園(おいけゆうえん)に向かいます。
やってきました~。
この場所のもつ、子供の頃の遊び場所のような雰囲気がだいすき。
まず、迎えてくれるたのは桃畑です。
ちょうど、桃の花が満開でした。
とってものんびりした雰囲気です。
向こうに貴志川線の線路の橋がみえます。
水面に少しだけ、散ってしまった桜の花びらが見えます。
公園の道の脇にあるこの桜の老木。
毎年ここで立ち止まって、見上げてしまいます。
ちょうど満開で、花はとっても綺麗なピンク色でした。
とても強い勢いで、咲いているように思えました。
どこかの本で、日本のソメイヨシノはすべてクローンであると読んだことがあります。
だからソメイヨシノは挿木でしか増やせない。
でも、ソメイヨシノの木自身は春の虫たちによって受粉が済んだから(と思って・・・)。
その役目を終えて、花びらはいっせいに散ってゆく・・・。
人知れず山中で、ひっそりと咲くヤマザクラの花の色の力強さ。
そして・・・このソメイヨシノの持つ、隠れた意味でのはかなさ。
春にさまざまな場所で物静かに咲き誇る桜の花。
そのはかなさと力強さの両方を、人は桜の木からは感じることができるのかもしれません。
さて、ここ!が毎年昼寝をする場所ですぞ。^^
30分ほど、気持ちよく昼寝をしておりました(笑)。
なぜこんなに昼寝ってきもちよく、すっきりとするものなのでしょうか?
寝転んだ顔の上には、桜。
その桜の隙間からは、青空。
日曜日の日差しは、とってもやわらかでありました。
起きてから、池の周りを散歩をしてきました。
大池遊園の駅に戻ります。
駅のホームから、さっきの昼寝をした公園の桜の木が見えました。
貴志川方面から電車がやって来ました。
とってもかわいい 「たま電車」。
貴志川駅のたま駅長は元気にしてますかね?
車内はこんなかんじです。
シートも・・・。
ベンチも・・・とってもかわいい内装なんです。
そして、復路。
実は、往路ではレンゲ畑を見つけることはできませんでした。
いつも写真を撮った田んぼ(岡崎前駅~吉礼駅間だったっけ)も・・・。
今年は、紫のじゅうたんではありませんでした。
もう、レンゲの種をまく田んぼって、減っちゃったのかなあ・・・。
「残念・・・帰ろうかなあ。」
そう、思いはじめてあきらめかけたとき。
竈山駅~神前駅間の沿線で、確かに紫の田んぼが少しだけ見えました。
神前駅であわてて降りて、その見えた方向に戻りました。
・・・ありました!
ここには・・・レンゲの花がいっぱい咲いてました。
白いレンゲの花を探して、写真を撮って・・・。
ここで過ごした時間。
とっても楽しかったです。
これで・・・満足して帰途に着くことができます。
最近あまり近所では見なくなった、レンゲの畑。
いつまでも小さい頃の思い出と一緒に、このきれいなレンゲの畑が残っていてほしいですね。